カテゴリー:福島第一原発トラブル
タイトル:茨城県北(北茨城、高萩、日立市)と福島県いわき市の放射線量率と累積値概要:2011/09/14 17:00のデータに更新。
震災から6ヶ月経った。
2ヶ月ぶりに、「茨城県北(北茨城、高萩、日立市)と福島県いわき市の放射線量率と累積値」を更新した。
詳しい解説は後回しにして、先ずは現状のグラフを整理してみた。
関連情報
日立市大沼町の放射線量率スナップショット
Radiation dose rate snapshot at OnumaCho Hitachi-city Ibaraki
つくば(KEK)の空間線量率スナップショット
Radiation dose rate snapshot at Tsukuba (KEK) Ibaraki
参考記事
各地の放射線モニタ関連情報
全国の放射線量他のデータ、グラフ
福島原発の放射能に関する専門家の意見
過去の記事
過去の記事は時々、【時々の途中経過】に保管しています。
管理人:mountain_hill
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メール:mountain_hill@k567.org
1 データのグラフ
1.1 カレント値 (current value)
(1) 測定値
(2) 推定値と測定値の比較
4月12日に、放射線量変化モデル(*1)による、各地の今後の線量の推定した。
以下はその推定値と現在値を重ねてプロットしたものである。
【いわき】
Fig 5 北茨城測定値と推定値
【高萩】
Fig 6 高萩測定値と推定値
【日立】
Fig 7 日立測定値と推定値
(*1) 放射線量変化モデル
岡山大の北脇先生による考察を参照。
「放射線量変化モデルによる、積算放射線被曝量の推定と放射線源の推定」
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~kitawaki/Radiation_Model_Sim_4.htm
1.2 累積値 (accumulated value)
1.2.1 測定値の累積
注意1: この値は1日24時間屋外屋外で過ごした場合であり、屋内はもっと小さい。
・たとえば、屋内の線量率が屋外の1/2程度であり、屋外と屋内にいる比率が 1:2 の場合、
実際の被曝線量 = [このグラフの累積値] x (1/3 + 1/2 x 2/3) = [このグラフの累積値] の7割程度である。
(*2) 累積値 = ∑{(カレント値 - 自然放射線量)} x サンプリング間隔
ただし、自然放射線量は 0.05 µSv/hと仮定
Fig 8 現在までの累積値
Fig 9 推定値の累積値(1年間の累積値)
■北茨城、高萩のデータ
茨城県内の空間線量率の状況
6月4日からURL変更。(新しいデータが上側に表示されるようになって、データ加工に時間がかかるようになった。CSVで公開して欲しいものだ)
■日立市大沼町のデータ
茨城県環境放射線監視センター
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/earthquake/doserate.html
尚、このデータのCSV版は理研の板橋健太氏が下記で公開されている。
http://ag.riken.jp/u/mon/anim.html
■いわきのデータ
いわき市庁舎の環境放射能測定値は当初、いわき市のホームページで単独で公開されていたが、現在は福島県の「県内7方部」のデータとして公開されている。
福島県 放射線関連情報
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24906
環境放射能測定結果・検査結果関連情報
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23853
過去のデータはCSVで公開されており、分析が容易になった。ありがとうございます。
2 解説
この情報は茨城県北(北茨城、高萩、日立市)と福島県いわき市のデータをグラフ化したものであり、「1.3 出典データ」に示すデータを元に作成した。
これらのデータはhttps://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AoHKTfYZ8myldGlIaWZqQXlKM0xTajA0RC1LOWYyX2c&hl=ja#gid=0
からダウンロードできる。
また、「radmonitor311 放射線量モニターデータまとめページ」 にもリンクを掲載している(ただし、スプレッドシートの容量が満杯になりリンクのリンクで見づらい)。
来歴
(データ更新による内容の更新については、いちいち来歴は記さない)
2011/3/27 タイトル簡素化と、いわきの3/14~15のデータを追加した。
和文:「茨城県北と福島県いわき市の放射線量の状況」→「茨城県北といわき市の放射線量」
English: "Radiation Monitor data snapshot at north Ibaraki-pref and Iwaki-city Fukushima-pref " --> "Radiation Monitor data at north part of Ibaraki Pref and Iwaki City "
理由:他の記事との整合化とツイッターでの字数節約
2011/3/28 タイトルをもう少し正確にした。
和文:「茨城県北といわき市の放射線量」→「茨城県北といわき市の放射線量率と累積値」
English: "Radiation Monitor data at north part of Ibaraki Pref and Iwaki City " --> "Radiation dose rate and accumulated value at north part of Ibaraki Pref and Iwaki City"
2011/4/7 茨城県北に日立市大沼町のデータを追加した。
2011/4/15 推定値についてのグラフを充実させ、記事も全面更新した。
この記事いいね。気に入って毎日見てます。
返信削除いわき市と日立市のサンプル時間、公開までのタイムラグ、フォーマットが違うので、手動更新、結構大変です。
返信削除@iyanajijiiさんも編集に参加しませんか?
http://www.fukushima-nct.ac.jp/uploads/fckeditor/uid000008_201103311306003f22790c.pdf
返信削除これも、参考値にならないですかね。数値がだいぶ違うんですが。。
xink さま
返信削除おはようございます。
福島高専のページ拝見しました。データを公開されているようですね。
http://www.fukushima-nct.ac.jp/
http://www.fukushima-nct.ac.jp/uploads/fckeditor/uid000008_201103311306003f22790c.pdf
ところで、このデータは独自測定でしょうか?
もし、今後とも継続測定される予定があれば、放射線モニタデータのまとめサイト
「radmonitor311」に参加されて、データを共有されるのがいいかと思います。
https://sites.google.com/site/radmonitor311/home
連絡先はこのページにも掲載されているように、
管理人: 一宮 亮さん(高エネルギー加速器研究機構(KEK))
メール:ryo@post.kek.jp
twitter:@ichimiyar
です。
ちなみに、私の連絡先は下記です。
メール:mountain_hill@k567.org
twitter:@mountain_hill
備考:@は@に変更してください。
福島高専と直接知り合いではないので、残念ながら提案が出来ないです。
返信削除ツイッターでのアカウントがあるのですが、公式かどうかわかりません。
データはおそらく独自のデータだと思います。
xink さん
返信削除てっきり、福島高専の関係者だと早とちりしてしまいました。申し訳ありません。
私は各場所の公式サイトの測定値を参考にしていますが、もちろん独自測定データも参考になると思います。
今回御紹介の福島高専のデータと福島県災害対策本部のいわきの測定値が異なる理由は分かりませんが、測定場所や測定器の校正などにより異なるのかと思います。
できれば、同じ測定者のデータを比較したり、同じ地点の時間軸のトレンドを観測するのがいいかと思います。
茨城県北部在住のものでございます。
返信削除検証とても参考になります。
ありがとうございます。
今後も参考にいたしたいと思います。
Yukioさん
返信削除今日の余震はでかかったですね。
ショックが大きいので今日は早く寝ます。
という間にも有志の皆さんは精力的に活動されています。
無理しないでやってくださいね。
おやすみなさい。
おお~。累積値がでましたね。残りは水や食べ物、呼吸などによる体内被曝分か。まあ、この程度ならと思うしかない。
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