タイトル:自作のガイガーカウンタによる近隣の測定結果
概要:知人から借用した自作のガイガーカウンタで近隣の放射線量率を測定してみた。
その結果をスプレッドシートにまとめた。そのうち時間が取れたら地図上にマッピングしたいと思う。←測定値のマップを作成しました(2011/5/24 PM 追加)
関連情報
茨城県北といわき市の放射線量率と累積値
日立市大沼町の放射線量率スナップショット
つくば(KEK)の空間線量率スナップショット
参考記事
各地の放射線モニタ関連情報
全国の放射線量他のデータ、グラフ
福島原発の放射能に関する専門家の意見
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5月13日(金)の夕方から5月21日(土)まで、「j408γ」という高感度のGM管を使用した自作のガイガーカウンタ(GMC-01)を@felis_lynxさんから借用することができた。
15日は福島県の安達太良山の山開きだったので、このガイガーカウンタを持参した。
今まで、市町村の線量率データは、徐々にきめ細かく計られるようになったが、山のデータはあまり、公開されていない。
そこで、貴重なデータを測定しながら登山する予定だったが、実際に測定してみると、ばらつきが非常に大きく、原因がなかなか特定できなかった。
結局は、「j408γ」という高感度のGM管はガンマ線専用なのであるが、これはガンマ線にしか応答しないという意味ではないらしい。
実際、強い光が当たると、あたかもガンマ線を捕らえたようにカチカチ、ガガーと放電する。その結果、光が当たると大きな値、当たらないと小さな値となって、ばらつきが増えることが分かった。
→「光の影響実験結果」参照。
結局は屋外で測定したデータは信憑性がなく、再測定したいが時間が無い。そこで、安達太良山での測定値は信用できそうな屋内のデータのみを公開する。
その結果では、ロープウエイ乗り場の屋内やくろがね小屋の部屋では日立市の個人宅の屋内とそれほど変わらないことが分かった。
また、5/21にはガイガーカウンタをアルミホイルで覆って遮光して個人宅の周囲や屋根、近場の学校、公園、海岸などをを測定した。 測定結果はここ!
家の周辺は大沼モニタリングポストより若干低め。ただし、雨樋の排水箇所はホットスポットでした。
(個人宅)雨樋の排水箇所、家の周りの他の場所の2倍ほど。所謂ローカルホットスポット
(学校)
(海岸)
(海岸)
(海岸)
(公園、池)
そこで、比較のため、大沼町のモニタリングポストで測定してみたところ、本器とモニタリングポストの表示はほぼ同じような数値だった。
→測定データの大沼町モニタリングポスト参照。
ということで、本器の場合、数値が200前後なら、CPM を nGy/h ≒nSv/h と読み替えてもよさそうである。"
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