2013/11/30

ガイガーカウンタ RD1706 の校正結果

久しぶりの更新です。

この前、有志が集まりガイガーカウンターの校正会を行いました。

その結果は以下の通りです。 基準機は校正済みのTCS-172(日立アロカ製)、私が持参した2機種(RADEX1706とエアーカウンタS)はどちらも、高線量では低めに、低線量では高めに出るようです。でも、まあ、1〜2割程度の誤差なので、大まかに現状を把握するような用途では問題ないようです。
以下は校正会の風景です。

 
 実はこの時もうひとつのイベントが進んでおりました…
その名も iGCM2013 
(ただいま写真整理中なので、そのうちアップしまう)

2012/07/08

ガイガーカウンタ RD1706 の修理

この前のブログ「玉川温泉岩盤(北投石)の線量 」で使っていたガイガーカウンタ RD1706 が、先日壊れてしまいました。




0.00µSv/h そんなはずないですよね。

今度、7月15日、16日のガイガーカウンターミーティング GCM Fukushima  にも持って行こうと思っていたのに残念です。そこで、さきほど分解開始しました。

先ずは、裏蓋をあけると、こんな感じでGM(ガイガーミュラー)管が2個入っています。



次に、一番怪しいと思われるGM管の電圧を測ってみました。
正常ならば 400V 程度あるはずです。

ところが、測定値は約 27V。

テスターは270.6mV (0.27V)を指していますが、これは100分の1の分圧回路を入れているためで、100倍の値が測定値になります。

これが、即席で作った、分圧回路で、10MΩと100kΩの抵抗を使っています。
 

さて、ここまで分かると、さらに詳細を調べるために、基板を外します。
しかし、ケースへの基板の固定の仕方がとてもちゃちで、下の写真のようにケースの突起が基板の穴に入るようになっているのですが、その頭を熱で溶かしてくっつけています。 (これでは、分解はできるが、組み立てが大変)

それでもまあ、とにかく取り外しました。 高圧回路のダイオードが壊れていたらラッキーなのですが、結果は正常。GM管の負荷も正常でした。

そこで、 高圧回路のダイオードをの片方を外して、

そこに、自作ガイガーカウンタの高圧を引き出してつないで見ました。

すると、結果オーライ。室内 0.14µSv/h。
本当は 0.00µSv/h のほうがいいのだが、これが現実。


チェック用の線源(マントル)を近づけると、5.44µSv/h。
精度のほどはガイガーカウンターミーティングで確認しようと思いますが、さて、これからどう修理するか?
それが問題。

今日はここまでとして、進展があればまた続きを書きます。

修理できたので、続きを書いておきます。

よくみると、高圧の平滑用コンデンサにひび割れがありました。
下の右側の四角 (10nM 630B)がそれです。

これを、左の丸いもの (手持ちの 10nF 2kV)に交換しました。

下の写真は交換後です。


これでなおってしまいました。(室内 0.12µSv/h)

ケースに組み込み、完成。
ただし、基盤とケースの固定部 (ケースの突起を熱でつぶした部分)は、分解時に外してしまったので半固定状態のままですが、なんとかなりそうです。
写真は、下にマントルを置いたときのものです。

後は、ガイガーカウンタミーティングで校正して、現役復帰となる予定。


2012/06/28

玉川温泉岩盤(北投石)の線量

最近、玉川温泉に行ったので岩盤の線量を量ってみた。

去年も自作ガイガーカウンタで測定したが、未校正だったのでそのままになっていた。
今回は市販のポケット線量計を持参した。


実は玉川の岩盤と言っても場所によって線量が大幅に異なる。
ホットスポットが何箇所かあるらしいが、去年発見したのは2箇所。

今回はたまたまその1箇所が空いていたので地面の値を量ってみた(写真1)。
比較のために、ホットスポットではないところ(写真2)と田沢湖駅の近く(写真3)でも量ってみた。

今回持参したのは、RADEXのRD1706とエステーのAIR COUNTER_S。
測定値が異なるのは、ベータ線の影響と考えられる。
(RD1706はガイガー管 SBM20系を使用しており、ベータ線とガンマ線の両方を感知するが、AIR COUNTER_Sはフォトダイオード式でガンマ線のみを感知する。同じ土俵に乗せるためには、数ミリのアルミ板などでベータ線を遮蔽すればいいのだが、今回は失念)



2.56µSv/h(RD1706) 
2.16µSv/h(AIR COUNTER_S)
写真1 玉川温泉岩盤ホットスポット地表 



0.09µSv/h(RD1706) 
0.07µSv/h(AIR COUNTER_S)
写真2 玉川温泉岩盤 ホットスポットではない地表

 0.10µS/h(RD1706) 
0.05µSv/h=下限(AIR COUNTER_S)
写真3 田沢湖駅の近くの地表




 

2011/12/16

続シンチの実力

解説は後回しにして、写真をアップしておきます。

気温:8℃

シンチなし, 線源なし, ISO6400, 露出6分
シンチなし, 1μSv/h線源, ISO6400, 露出6分


BC-408, 線源なし, ISO6400, 露出6分

BC-408, 1μSv/h線源, ISO6400, 露出6分
 

2011/12/13

シンチの実力
幽霊の正体見たり枯れ尾花 m(_ _)m
三度目の正直


三度目の正直(2011/12/14)

昨日の続き、今度は真っ暗の中でやってみました。
今度は幽霊ではなさそうな。ブログにアップしても、ドットの光、見えるかな?

(A1) BC-408, ISO6400, 露出時間 1.1秒、何も写っていません。
BC-408、ISO6400, 露出時間 1.1秒

(A2) BC-408, ISO6400, 露出を約5分(実際は6.5分でした)にすると、結構なドットが光っています。
BC-408、ISO6400, 露出時間 6.5分

(B1) BGO, ISO6400, 露出時間 6.5秒、何も写っていません(よく見ると、左下に2個光ってます)。
BGO、ISO6400, 露出時間 6.5秒

(B2) BGO, ISO6400, 露出時間 5分、これも結構なドットが光っています。
BGO、ISO6400, 露出時間 5分

(C1) CsI(Tl) , ISO6400, 露出時間 3.2秒、何も写っていません
CsI(Tl) , ISO6400, 露出時間 3.2秒

(C2) CsI(Tl) , ISO6400, 露出時間 5分、これもドットが光っています。
CsI(Tl) , ISO6400, 露出時間 5分

以上、3度目の正直、BC-408が一番光っているようで、全部数えていませんが、1,000ドット以上ありそうです。ということは、100CPM以上あるかも。

だんだんシンチの実力に近づいてきたかもしれません。


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幽霊の正体見たり枯れ尾花(2011/12/13)

昨日(2011/12/12) 3種類のシンチの光る様子を試したつもりでいましたが、2種類のシンチが光る様子が同じような感じで写っており、どうも変だなということで、再度試してみました。

その結果、分かったことは、ピンク色の光は、ファインダーから入った幽霊(漏光)でした。
では、何故、大型のプラスティックシンチ(BC-408)は真っ暗なのに、残りの2種(BGOとCsI(Tl))は光っていたのか?
理由は、撮影時のファインダーが横を向いていたか、上(照明)を向いていたからでした。

この写真は、プラスティックシンチを使ってシンチの光を撮影したときのもの。ファインダーが横向きなので、照明の光が入りません。


一方、この写真は、残りの2種(BGOとCsI(Tl))のシンチの光を撮影したときのもの。ファインダーが上向きで、照明の光が入ります。


 それで、シンチを付けずに、線源も置かずに、カメラを下向きにして写真を撮ると、下のような光が映りました。感度はISO6400, 露出時間は1分、シンチの実験と同じです。




試しに、ファインダーを黒テープとアルミテープで遮光すると、以下の通り、真っ暗。


 ということで、幽霊の正体見たり枯れ尾花、シンチの実力は不明です。

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---- 以下は2011/12/12時点の事実ですが、真実ではありません。2011/12/13気付ましたm(_ _)m ----
シンチの実力(2011/12/12)

3種類のシンチレータを入手したので、カメラレンズの前に取り付けて、どれだけ光るのかを試してみました。

先ずは、BICRONのBC-408というプラスティックシンチレータ。ebayで入手しました。
http://www.ebay.com/itm/200664890714?ssPageName=STRK:MEWNX:IT&_trksid=p3984.m1439.l2649#ht_1827wt_900
10cm x 3.5cm x 3.5cmとかなり大ぶりです。

これを、遮光するために、アルミ缶に入れます。
クッションを詰め込み、固定します。


レンズに取り付けます。


次は、BGO(ビスマスゲルマニウムオキサイド)という結晶シンチレータです。これも、ebayで入手しました。

http://www.ebay.ie/itm/1-Bismuth-Germanate-BGO-Scintillation-Crystal-Radiation-Detector-Scintillator-/320799530609?pt=BI_Security_Fire_Protection&hash=item4ab1245e71

これは、30mm x 12mm x 6mmと小型です。


小さいので、レンズキャップの裏に置いて、レンズにくっつけます。



3つ目は、CsI(Tl) (ヨウ化セシウムタリウム)という結晶シンチレータで、秋月で入手できます。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05291/

これも、5.5mm x 5.5mm x 5.5mm と小さいので、レンズキャップの裏に置いて、レンズにくっつけます。
これで、3種類のシンチレータ式放射線検出器ができました。
左から、BGO, CsI(Tl), BC-408です。
これを、カメラに付けて、露光します。

試験用に、表面線量が だいたい1μSv/h のセシウム線源を用意しました。


この線源と、線源が無い場合(バックグラウンド)の写真を撮ってみました。
感度はISO6400, 露出時間は1分で試してみました。

BC-408 バックグラウンド

BC-408 線源あり

BGO バックグラウンド

BGO 線源あり<-- 幽霊(漏光)と判明

CsI(Tl) バックグラウンド

CsI(Tl) 線源あり<-- 幽霊(漏光)と判明

BC-408は反応が無く、残念な結果ですが、BGOとCsI(Tl)は光を出しています。
以上、シンチレータの反応実験でした。 <-- 幽霊(漏光)と判明、この記事の上部に真相を書きました。2011/12/13 m(_ _)m