2011/03/16

茨城県(北茨城、高萩、大子)の放射線量の状況
Radiation Monitor data snapshot at Kitaibaraki, Takahagi and Daigo in Ibaraki


カテゴリー:福島第一原発トラブル
タイトル:茨城県の放射線量の状況 3月19日 8時00分現在

注意:茨城県北と福島県いわき市の放射線量の状況 の掲載開始に伴い、この記事は、2011/3/19 9時以降の更新を停止しました。
今後は「茨城県北と福島県いわき市の放射線量の状況」を更新します。
http://eq201103.blogspot.com/2011/03/radiation-monitor-data-snapshot-at.html

1 データのグラフ
1.1 カレント値 (current value)


2011/03/13 - 03/19 at Kitaibaraki, Takahagi and Daigo in Ibaraki



1.2 累積値 (accumulated value)

累積値 = ∑{(カレント値 - 自然放射線量)}[nSv/h] x 1/6[h] x 1/1000 (μSv)、ただし、自然放射線量は 50 nSv/h と仮定
accumulated value = Sum{(current value - natural radiation)}[nSv/h] x 1/6[h] x 1/1000 (uSv)
, natural radiation assumed as 50 nSv/h



1.3 出典データ
■茨城県ホーム > 重要事項 > 平成23年東北地方太平洋沖地震
2011/3/16  16時ころから、データの単位が[ナノシーベルト/時間]から[マイクロシーベルト/時間]に変わっており、数値が1/1000になっているので注意すること。

1.4 参考データ
■茨城県放射線テレメータ・インターネット表示局 > トップ

■茨城県放射線テレメータ・インターネット表示局 > 現在の測定結果
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html

2 解説

茨城県では、福島第一原子力発電所1号機の爆発後、北茨城、高萩、大子に可搬型モニタリングポストを設置し、放射線量を測定している。

上記グラフはこのデータを元に作成した。

2.1 カレント値について
3月16日 11時40分、北茨城でピーク値15800ナノシーベルト/時間 (15.8マイクロシーベルト/時間)という異常値を記録しているが、茨城県のホームページでは「健康に影響はありません」としている。(※)


このピークは、高萩や大子のデータにはない。
また、日立市や東海村の測定でも記録されていない。
http://eq201103.blogspot.com/2011/03/20110316-onuma-hitachi-city-ibaraki.html

これは、放射性物質の飛散、拡散が一様ではないことを示しているのだろう。

(※) 本当かな?と思い自分なりに検討してみた。(2011/03/18追加)
結論を言えば、1時間当たり1マイクロシーベルト程度の被曝が1年間継続したとしても人体への影響は無いと言える。

詳しくは 
「茨城県(北茨城、高萩、大子)の放射線量の検討」
http://eq201103.blogspot.com/2011/03/blog-post_18.html

ちなみに、3月18日7時の北茨城での測定値は 0.972
マイクロシーベルト/時間であり、このまま推移してくれれば、問題無しと考えられる。

福島原発での必死の対応がうまくいくことを願いながら現状よりも悪化しないことを祈るのみである。

2.2 累積値について
放射線の累積値は、カレント値(10分毎の測定値)から自然放射線量(50nSv/hと仮定)を差し引いた値にサンプリング間隔時間(1/6時間)を乗じて、測定開始時からの総和をとったものである。

その結果、この3日間で、北茨城では胸部レントゲン2回分の線量被曝を受けていることが分かる。

当面は危険な値では無いと思われるが、これが何ヶ月も続くとなるとどうなるか、専門家の意見が欲しいところである。
⇒だれも教えてくれないので、自分なりに検討してみた。
「茨城県(北茨城、高萩、大子)の放射線量の検討」

結論を言えば、1時間当たり1マイクロシーベルト程度の被曝が1年間継続したとしても人体への影響は無い
と言える。

尚、数値や単位に対しては、次のサイトが参考になる。
日本原燃
http://www.jnfl.co.jp/monitoring/kaisetsu/spatial-nGyh.html


(注) デマや情報洪水に惑わされないように、データを客観的に観察しよう。

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